【てい鍼ワークショップ】自分だけの「刺さない鍼」を作ってきました!

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院のてい鍼作成画像 院からのおしらせ
鍼灸師えみ
鍼灸師えみ

今日は、和歌山県の橋本まで行ってきましたー!^^

 

なんで和歌山まで行ったのかというと、

この世でひとつしかない、自分だけの「鍼」を作るためです。

 

普段、患者さんに刺すための鍼は「使い捨て」が主流。

1回刺すごとに捨ててしまうので、

鍼という道具そのものに愛着をもつことはあんまりありません。

 

 

しかし、刺さない鍼は皮膚の中に入れるものではないので

消毒や洗浄をしていれば、何回でも使用できます。

刺さない鍼は、ずーっと長く使う、いわば相棒のような存在なんですよね。

 

その刺さない鍼を、自分で好きなようにつくることができたら・・・

めっちゃ素敵やん!て思ったわけです(*^-^*)

 

 

今回、お邪魔したのはこちらっ。

和歌山県 橋本市 | 鍼灸治療所蓬庵
JR高野口駅より徒歩8分。夜21時まで、頭痛、めまい、不眠、更年期障害を改善するなら伝統の鍼灸施術を行う鍼灸専門の蓬庵へどうぞ。完全予約制なのでお問い合わせはお気軽にこちらからどうぞ。→090-5964-9481

 

わたしの無茶なお願いを快く引き受けてくださったのは

蓬庵(よもぎあん)院長の和田智義先生です。

 

午前10時。

蓬庵に、鍼灸師が4名集まりました。

大阪府から2名、奈良県から1名、そしてなんと東京から1名。

 

みんな、思い思いの事情があり、

自分だけの鍼を作りたい!という気持ちで一堂に会したわけです。

 

 

今日つくるのは、刺さない鍼の種類のひとつである

「てい鍼(しん)」という鍼。

まずはみんなの持っているてい鍼を見せあいっこしました。

和歌山県橋本市蓬庵のてい鍼和歌山県ワークショップ画像

もうこの時点でけっこうわくわく。

4人とも、いろんな種類の鍼を使っていることがわかりますよね。

(わたしは手前の左。桐の箱があるやつ)

 

実際の臨床で、てい鍼を使っている人、あんまり使っていない人

どちらもいたのですが

まずは、鍼の素材によってどんな効果があるのか

自分たちの手で確かめることに。

てい鍼ワークショップ画像

和田先生が、参加者の手のひらに、てい鍼をかざします。

手のひらには直接触れていないのに、じんわりあたたかいものを感じました。

円を描いてみたり、皮膚に近づけたり遠ざけたり。

てい鍼の動きに応じて、手のひらに感じる感覚も連動して変化します。

 

銅、真鍮(しんちゅう)、チタン、銀、金。

それぞれに味や特徴があって、施術者の好みや相性にも関係あるそうで・・・

ちなみにわたしは、銅が気に入ったので銅を作ることにしました。

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院のてい鍼画像

実際に腕に施術してみて、手に持ったかんじ、動かしやすさ、

患者さんとして受けたときの印象などを細かくチェック。

 

和田先生いわく、

「銅や金などは、鍼自体に ものすごくパワーが宿っているので

普通に握っているだけでも変化が出ますよ」とのこと。

 

それを受けて、

東京からの参加者である鍼灸師の岡野先生が

「てい鍼を持った手に力が宿るかんじ。

鍼を持っていない手で撫でるのと、鍼を持ってる手で撫でるのとだと

受ける感覚が違わない?」と言ってくれて

 

2種類の施術を受けてみると、なるほど確かに違う。

 

てい鍼は、素材で効果がまったく違う!

ということを身をもって実感できるとともに、

「鍼」という道具は

手に持つだけで施術者に力を与えてくれるものなんだなー

ということもわかりました。

 

かるーく撫でるだけなのに

てい鍼をしてもらったあとの右腕は動かしやすくなってる!

 

身体が、本来の動きや働きを取り戻すためのもの、

それがてい鍼なんだなーって思いました^^

 

てい鍼ワークショップ画像

さあいよいよ作っていきます。

まずは長さを決めて、糸のこで切断。

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院のてい鍼作成画像

なっかなか切れませんw

ゴリゴリゴリゴリ、地道にやりました。

なんとか切れました画像がこちら。

大阪市住吉区てい鍼ワークショップ画像

このままでは凹凸がありすぎるので

ヤスリでなめらかになるまで削っていきます。

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院てい鍼ワークショップ画像

ここから、だいぶ形が異なってきますので

個人の好みが反映されます。

細くしたい人は、めちゃくちゃ削るかんじですね。

てい鍼ワークショップ画像

自宅から、自前の電動器具を持ってきている強者も・・・!!

ヤスリが終わったら、薬剤をつけて磨いていきます。

ピッカピカになるまで磨くと、とっても充実感。

 

後半はもう、各々が理想とする形に近づけるべく

黙々と作業していてめちゃおもしろかったです。

 

そして製作から2時間ほど・・・やっと完成!

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院てい鍼画像

 

そしてなんと、

今回のワークショップはここで終わりではなかったのです。

 

自作のてい鍼を使っての実技もありました。

すっごい贅沢すぎる内容~!

てい鍼ワークショップ画像

てい鍼を皮膚に当て、患者役の呼吸がどう変わるかを診る。

うまく気が巡ると、目の輝きも変わる。

 

わたしたち人間の体は、ほんとに些細な刺激も

しっかり敏感に感じ取れるようにできているんですね。

長崎はりきゅう接骨院てい鍼ワークショップ画像

てい鍼を持っていないほうの手は、「押手(おしで)」といって

皮膚からの情報を感知するためのもの、そして

てい鍼によって集まった気を散らしたり流したりする役目もあります。

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院てい鍼ワークショップ画像

相手の身体に触れ、

時には触れずに手や鍼をかざすだけで、

相手の不調の部分を感じ取る練習もしました。

 

和田先生は、てい鍼のことだけではなく

「気」そのものの概念や扱い方を熟知されているので

鍼灸師にとっても、とてもありがたい存在です。

 

今回のてい鍼づくりワークショップは第一回めの開催。

もしかしたら今後も、マイてい鍼をつくりたい鍼灸師たちが

和歌山県に集うかもしれませんね^^

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院てい鍼ワークショップ画像

(てい鍼つくったよー!の終了証もいただけた♪)

 

 

今回、この4人の中で

いちばんてい鍼を使いこなしていたのが岡野先生(写真右)。

 

岡野先生のてい鍼は、受けているとほんとうに気持ちよくて

皮膚の刺激でも、服の上からでも、なんかすっごく安心するような

眠くなるような、そんなかんじの刺激でした。

 

「鍼」と聞くと、やっぱり「刺す」ものだと思われがちだし

「痛そう」「こわい」っていうイメージもあるかもですが・・・

 

てい鍼のように、ほんとに気持ちいい鍼もあるんですよね。

 

「もっと触ってほしいなー」って思う手とか刺激って

あんまりないような気がします。

気持ちよくて、身体もらくになったら、こんないいことはないですよね!

 

わたしも、明日からさっそく

自作のてい鍼で施術に臨みたいと思います(*´▽`*)めちゃたのしみ♪

和歌山県蓬庵画像

和田先生、参加された皆様、

そして橋本駅から蓬庵まで送迎してくださった仲嶋先生、

ほんとうにありがとうございましたー!!!

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