捻挫は早く施術したほうが本当にいいのか検証してみた

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シーサー

大阪市住吉区万代東の足首のケガ、足首の捻挫、スポーツ外傷、鍼灸治療、整体の長崎はりきゅう接骨院です!

院長 とおる

今回のブログは捻挫の治療に対する個人的な見解です!
似たような足首の捻挫の例があったので比較してみました

この記事でわかること
  • 足首の捻挫について患者さんからの質問
  • 捻挫に対しての一般的な考え方
  • 捻挫に対しての当院での比較例
目次

足首の捻挫について患者さんからの質問

一般的な考え方では、捻挫に限らずケガは早く医療機関や適切な対応をした方が治りが早くて、スポーツしている方には復帰も早くなるといわれています

ぼくも学生の時から教科書レベルで教えられていたので何も疑問もなく『捻挫したら早めに連絡くださいね!』といっていますが、ほんまにそうなんかな?とふと思うことがあったのでブログにしてみました

ここからは患者さんとのやり取りです

患者A

先生、この前うちの子が捻挫したんですけど、まだ治らないんです…

院長 とおる

早めに連絡いただけたら早く治ったと思うのに

患者A

いや、軽い捻挫やと思ってたので大丈夫かなと思って…

院長 とおる

自己判断はあまりよくないんですよー。一回みさせてもらった方がいいかもです。
ちなみにこの前、来た時痛くて足衝けないで来た子は3日で復帰しましたよ

患者A

そうなんですか!!また、必殺はりしたんですか?

院長 とおる

なんですかそれ(笑)
痛んでいた割に症状が軽かったので早く復帰できただけです

患者A

そうなんですね!とりあえず今度息子連れてきます!

という感じのやり取りがありました
で、その方の息子さんが早く復帰したかたと同じくらいの痛め方と痛む場所が一緒だったので今回比較してみました

捻挫に対しての一般的な考え方

とりあえず捻挫ってなにから説明すると…

捻挫

日常生活中の転倒やスポーツ時の足をねじる動作により、関節に無理な力が加わって、関節内の骨と骨とをつなぐ靱帯が伸びたり切れたり、あるいは関節を包む関節包が損傷することをいいます。
明らかに外力が加わっているが、レントゲンでは異常がない場合は多くは捻挫になります。

となっています。また、程度によって分類されています。

捻挫の程度による分類

  • 1度:痛みも腫れも軽く、靱帯が一時的に伸びている程度。
       内出血も少ない
  • 2度:靱帯の一部が切れている状態。
    内出血は広範囲にみられるが、関節の不安定性はない
  • 3度:靱帯が完全に切れていてる(靱帯断裂)。
       痛みや内出血もひどく関節が不安定な状態

となっています。ぼくら接骨院で対応できるのは2度くらいまででしょう。3度になると手術が必要になるのかなと思います。

捻挫の応急処置の対応としては、前にも書いたのでそちらを参考にしていただけたらと思います。

捻挫に対しての当院での施術比較例

ここからは症状比較です。そんなに多く比較したわけではないのであくまでも参考程度でお願いします。
論文などでのエビデンスレベルではありません。

患者A
  • 中学生男子、バスケットボール部
  • 1日前にジャンプして着地時に相手の足を踏んで捻挫
  • 次の日に当院来院
  • 症状は前距腓靭帯の疼痛、圧痛、軽度腫脹、歩行時痛
  • 4日後に大会があるのでなんとか間に合わせたい
患者B
  • 中学生男子、バスケットボール部
  • 2週間前にジャンプして着地時に相手の足を踏んで捻挫
  • 2週間後に来院
  • 症状は前距腓靭帯の疼痛、圧痛、軽度腫脹
  • 痛みが残っているのでプレー支障がでているので痛みをとりたい

行ったこととしてはほぼ同じことを行いました。

痛みの確認や徒手検査

捻挫に対しての検査で痛みや不安定性の検査などを行っていきます。

施術&セルフケア指導

患部の痛みや関節の動きをよくしていき、痛みや炎症をとる目的で鍼灸やハイボルテージ療法を行っていき、自宅でのストレッチやアイシングなどのセルフケア指導を行いました。

大阪市住吉区長崎はりきゅう接骨院のハイボルテージ施術画像
ハイボルテージの例
鍼灸施術の例

結果は…(とりあえず3日施術した結果です)

患者A
  • 3日目には痛みがほぼなくなり、4日後の大会に間に合いました。
  • 1週間ほどでセルフケアを教えて施術終了。
患者B
  • 痛みは6割取れたが、気r返しの痛みが残っている。
  • 2週間ほど治療してほぼ痛みがなくなったので施術終了。

という感じになりました。結果だけ見ると早く来た方が早く治った印象です。
今までの治療家経験の中でもそうなることはわかっていましたが、こうやって考えながらしたのは初めてだったので僕も勉強になりました。

考察としては、早く治療したほうが痛めた部位や状態を早く観察できるので、どういったことをした方がいいか施術する側が判断しやすい。関節を安定させて患部に施術することで自然治癒力も働きやすい。
逆に遅くに施術すると本当に痛めたところの痛みなのか判断しづらい。無理して動いていると他のところもかばって痛みが出ることもあるので施術する場所も増えるし治りにくい。

院長 とおる

論文とは程遠いのですが、簡単な考察です。
なにで、結果としては今回は足首の捻挫ですが、早く治療したほうがいいという結論がでました!とうことで、みなさんけがしたら早めに医療機関へ行きましょう(^^♪

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